インドネシアの発酵食品で、大豆をテンペ菌で発酵させたものです。
納豆のような独自の味わいはなく、とても淡白な味で、ソースをかけたり、下味をつけることで美味しさが引き立ちます。
はじめての挑戦でドキドキだったのですが、熊本の夏はテンペ菌にあっているようで、驚く程簡単にできました。
脳の血管を強くする成分が含まれているそうです。納豆のナットウキナーゼは血液サラサラ。納豆もテンペも、血管系に不安が訪れるこの年になると魅力的ですね。
①大豆を洗って3倍の水をいれ一晩水に浸し、圧力鍋で15程度分ゆでる。
※この時、酢を小さじ1杯いれると教わりましたが、入れるのを忘れてしまいました。だから不安でしょっちゅう様子をみていたのですが、最後の数時間でバッと白い菌が表面にでてきて、きれいにできあがりました。
酢を入れるのは、雑菌の繁殖を防ぐためと書いてあります。
②軟らかくゆであがった大豆の皮をむくか、荒くきざんでください。テンペ菌が大豆の中にはっていくためです。大豆の粘りできざみにくいです。
③手で触って熱くない温度になったら、テンペ菌を全体に振り入れ、スプーンでよく混ぜます。
④タッパーに押し加減でいれ、ラップで覆ってください。この菌は好気性菌なので、酸素が必要です。ラップに爪楊枝でたくさんの穴をあけておくのは必須です。
⑤そのまま室温において24時間後に見ると、大豆は白いポヨポヨの毛で覆われ、固まっていました。
⑥後は、冷蔵庫にいれて保管し、料理に使ってください。そのまま室内に置くと過発酵となり、黒い胞子が見え始めるのだそうです。でも、その状態でも食べられないという事でないようですが。
テンペの料理法は、また別の機会に。