薫製つくりました

今年もまた薫製を作りました。

卵を産んだあとのニワトリなので肉は固いのですが、塩をすり込んで、じっくりと4日間熟成させると、その過程でほどよい固さになります。

燻材には、台風の時に倒れた桜の木をとってありますから、それを使います。天然の桜の木は最も良い香りを醸し出すんだそうです。

市販の薫製のラベルを見たことがありますか?
薫製には、塩と香辛料、あとは燻煙をする木しかいらないはずなのに、発酵調味料、リン酸塩、酸化防止剤、発色剤、保存料等、台所にはないものが使ってあります。
このような薬品を使う事は、工場でつくられる加工食品の宿命なんでしょうか。食べる所と作るところの距離が遠い、効率が求められ、じっくりと旨味をひきだす時間がとれないなどの理由がありますから。

一羽丸ごとの燻税です。塩と香辛料だけで、本当に美味しいものができるんですよ。