7月16日、太陽光発電装置の設置と、木村さんの講演会をもちました。梅雨が終わりそうにないので当日出来るかどうか本当に心配しましたが、準備の一日と当日の開催中は計ったように晴れになりました。
今、我が家の鶏舎の8個の照明灯は全部LED電球に変えられて、畳2枚位の太陽光パネルが発電する電気でまかなわれています。冬は5時間くらい、夏場は1時間半から2時間くらい朝夕に点灯するのです。これは明るい時間を一定にして年間の産卵数を安定させるためです。
夏場は日がながく電気が余るので、福田亜矢ちゃんが野菜を計る作業場の電気と扇風機などにも使ってます。モニターでどれくらい発電してるか、使用しているかが表示されますので、折々にそれを確かめては楽しんでいます。何とはなしにうきうきしてきます。
トラクター燃料は廃食油から作ったBDFを使っていますし、お風呂は天日、そして今回、電気の一部を自給する体制を作りました。化石燃料に頼る度合いと原発に頼る度合いを少しずつ減らしていくというスタイルは今後も続けていきたいと思います。
これは特に原発事故を経験してから切実に考えるようになりました。再稼働が次々に認められて、ともすれば原発廃止の現実性をあきらめそうになったりもします。でもそこをあきらめずにまずは自分の在り方から変えていくこと。そうすれば、社会に対しても電力会社に対してもはっきりNOと言っていける根拠になるのではないかと思います。
16日に設置の指導と講演をしてくれた木村さんは、原発技術者としての良心から、「これを暴露したら、自分は消されるかもしれない」というようなことも告発してきた人です。でもそんな大変なことを感じさせない、明るくて柔和な人でした。手伝ってくれたミュージシャンの東田トモヒロさんは、流木をあしらってパネルを飾り付けてくれました。いい友達ができたこともうれしいことです。
※自称「流木アーティスト」の東田トモヒロさんがとりつけてくれた白い流木に飾られて、独立型太陽光パネルが庭で輝いています。