退職教職員協議会からお客様

体職教見学今日は鹿本退職教職員協議会の人々が、学習会として百草園見学に来てくださいました。司がプロジェクターを使って、百草園のや方をしっかり説明。畑や鶏舎も見学してもらいました。子ども達がお世話になった先生や知り合いの方もいらしていて、帰り際に「有機農業への考えが変わりました」と言ってくれた人もいて、なんとなく嬉しくなりました。
少量多品目栽培と有畜複合循環農業の原則をしっかり維持しながら、農業経営も軌道にのせているということが、有機農業への考えが変わったと言われた点かなと思いますが、どうでしょう?
「有機農業では喰えない」と,今でも思っている人は多いですから。

百草園では、鶏舎に大量の野菜や雑草をいれ、2年以上発酵させたものを堆肥として畑に入れます。出来上がった発酵鶏糞堆肥の、鶏糞と植物の割合はほぼ半々。とてもまろやかな発酵鶏糞です。土や肥料を作るのが微生物の力であるように、ひよこや育苗にも電熱は使いません。30センチから40センチほど掘り下げて、そこにワラや鶏糞、ヌカをいれて混ぜ、柔らかな発酵熱をつくります。これがひよこや苗には一番なんです。

近代的農業とは違うかもしれませんが、微生物と共存する技は残していくべきだし、それで農業経営が成り立つという事をしめしていきたいですね。