2017年も12月になってしまいました。何と早いことか。
今年の作柄を振り返ってみると、不本意な一年でした。というのも、年々作物が作りづらくなってきている感覚があるのですが、それへの対応がいまいち追いつきれ無くて、作柄が良くないケースが多かったからです。一番の原因は高温化が進んだことで、特に夏、秋の野菜が不調でした。夏に関して言えば、6,7月に35度越えの日がつづいて、ナス、ピーマンなどのなりものが、中盤で殆どならなくなったのが応えました。来年はナスの品種を変えてみようと思っています。同じピーマン類の中でもジャンボシシトウだけは樹勢が衰えず、ピーマンが出ないときの代替で植えていたのが助けてくれました。
秋の作柄への影響は何といってもダイコンサルハムシの活動が活発で、ダイコン、かぶ、そして小松菜など青物類、白菜と言ったアブラナ科の主力野菜の、第一弾の作付けが被害にあってしまうことです。涼しくなってからの第2弾は影響を殆ど受けないのですが、第一弾がやられると、10月末から11月の出始めの予定が大きくずれてしまいます。今年はそのせいで、ダイコンと白菜がだいぶ遅くなってしまいました。これへの解決策は手探り状態で、来年も苦労しそうです。