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百姓百品の便り
研修生とともに
百草園では、朝から今日の仕事のミーティングをやっています。
百草園で仕事をして3年目に入ったオビロさんが、今日の予定が書かれた書類を見て、研修生に指示している所です。頼もしいなー。木曜日はスパイスカレーを私が作ってみんな一緒に食べる日なのですが、明日はその後、農業委員会にだす書類の書き方などの勉強会です。昨年の卒業生の染岡君が、自分の経験を伝えてくれます。
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百姓百品の便り
熊本県有機農業研究会の事務所改装頑張った!
熊本県有機農業研究会が新事務所に移転します。
とても広いスペースで、そこを限られた予算で素敵に改装しようと、ばたばたとしていました。体力の限界までやったので、今日はすこしお休みです。★素敵1
壁は、クロスを張れば低予算でできることは分かったのですが、クロスの素材や接着剤を使いたくないと、珪藻土で塗りました。
★素敵2
床は、杉の荒削りの板を張り、これも岩手(?)から取り寄せたオイルペイントを塗っています。
★素敵3
台所は、そこで料理講習会ができるように、大きなガス台やシンクの中古を探してきて、ちょっと高さにばらつきがあるのですが、大工さんが足をはかせてなんとかしてくれました。
★素敵4
トイレは広々として、赤ちゃんのおむつ交換ができるようになっています。まだ街灯はついていないのですが、これもレトロ素敵なものがつきますよ。
9日から、本格的にオープンします。覗きにきてください。
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百姓百品の便り
野草堆肥を積み込んでいます
昨年から野草堆肥を作り始めました。
畑いっぱいに積み上がっています。一つの山は、良い色になってきました。
もう一つの大きい山は、まだ葉の形が残っているので、何回か切り返さないといけません。これまでは、雑草や野菜の残さを鶏小屋にいれ、ニワトリが適当に食べた後、足でかき回すことでホカホカと小屋の中で鶏糞と一緒に発酵したものを更に積み込んで、2年がかりでつくった堆肥を使っていました。
だから、これまでも大量に植物繊維が入った堆肥を使っていたことにはなるのですが、更に野草堆肥を使ったら、土や野菜にどんな影響がでるのか楽しみです。
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1品持ちよりで豪華美味しい「万菜村」新年会。
百草園で研修をした人達の出荷先の確保のために作った出荷団体「万菜村」の新年会です。近くで有機無農薬を始めている若者や、出荷先のくまもと産直クラブの職員もかけつけてくれて、賑やかな新年会でした。料理は基本的に一品持ち寄り。自分の畑の農産物で作ったものを持ちよるのですが、30人集まれば30品の手作り料理となり、豪華で美味しい!
自己紹介で、集った人の内半数近くの14人が外国での生活経験者ということが分かりました。JICAとか留学、仕事、長期のウーフ、研修等等。外から日本を見た人が、日本の伝統的農村で何をやろうとしているのか、とても楽しみです。
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多分、全国初!熊本有機農業リサーチプロジェクト
あけましておめでとうございます。
今年も頑張りますので、よろしくお願いいたします。2年前、色々ありまして無理な2足わらじを履くことになり、熊有研の事務所に通いはじめました。百草園のスタッフや消費者のみなさんに、農場になかなかいる事が出来ないことを、どのように伝えようかと悩みながらの2年でした。
2足わらじは本当に大変で、体を壊しかかかったので、今年はバランスのとれる体制をお願いするつもりです。でも、事務所でやった仕事で誇りに思っている事があります。
県の委託事業として熊本県の有機農業の実態調査を1年かけてやったことです。
多分、全国で初めての調査でしょう。
有機農業者からのアンケート回収452。有機農業の技の聞き取り62件。
データ分析はグラフが多いのですが、消費者のみなさんにも見て欲しいと思っています。
熊本は本当に有機農業の盛んな県だという実態が浮かび上がってきました。
冊子も出していますが。ホームページでも公開していますので、見てください。熊本有機農業リサーチプエオジェクト
熊本県有機農業研究会のホームページからも入る事ができます。
熊本県有機農業研究会と検索して。ホームページ上の「熊本有機農業リサーチプロジェクト」のアイコンをクリックしてください。
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福島からのお便り
福島の武藤類子さん達に、千草会と一緒に野菜を送り続けています。
お便りをみなさんにも読んでほしくて紹介します。
もう、4年もたってしまったのですね。
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グリーン農業のページで紹介されました!
熊本県のグリーン農業のホームページに、グリーン農業生産宣言者として、百草園が動画で紹介されました。
見てください!
グリーン農業生産者宣言・百草園県関係のホームページに載るなんて、初めてです。
11月23日新嘗祭の日に明治神宮で執り行われた日本農林水産祭の授賞式に参列したのですが、林業水産業を除いた農業関係の受賞者10名のうち4名が有機農業でした。他の6名の方は大型化、輸出、6次産業化という国のいう「攻めの農業」の方々です。
有機農業は、そのような「攻めの農業」とは評価の視点が違うように感じます。多分、消費者に情報を発信し、消費者から選ばれる農産物を作っているという点かなと思いました。国や行政の、有機農業への評価の視点が変わり始めているのを感じます。
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今年も熊大医学部生が来てくれました
今年も熊本大学で予防医学と地域医療を学ぶ学生さん達がやってきました。
上田厚先生と魏長年先生も一緒です。百草園の研修生も、医学部にもと、農村地域のことを考える人たちがいるということに感激していました。毎年、鶏を解体するのですが、皆でその作業をやることで、命をいただくということがストレートに伝わってきます。
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農業の賞に女性の視点も
農林水産省と日本農林漁業振興会の共催で、毎年「日本農林水産祭」が開かれ、今年が52回となるそうです。その「日本農林水産祭」において、私達が天皇杯等三賞と言われる賞のうち、生活部門で日本農林漁業振興会会長賞をいただくことになりました。
今回、植木まで現地に来られた審査員は三人とも女性で、女性、つまり私が経営にどのように参画しているのか等、共同経営と生活の実態を女性の視点からとても丁寧に聞き取られました。
それが、私には嬉しかったですね。人知れず、女として突っ張ってきましたから。農業にまつわる賞は、販売金額が評価の大きなポイントと聞いていて、有機農業者に関係があるなんて思ってもいませんでした。でも私達がこのような賞をいただいたということは、農業を評価する視点が、消費者との関係や新規就農者の育成、生活のあり方など、多岐に渡ってきたということかもしれません。
そういう意味でも、それらを大切にする有機農業に風が吹いてきたのかもしれないです。。
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稲刈りの季節
台風が心配です
今年は西日本の米作りは大変です。最後に来て強力な台風19号が近づきつつあります。なんとか太平洋側にそれてくれないかと祈っているところです。それにしても被害は免れそうもないので、来週から始める予定だった稲刈りですが、倒れそうな田んぼは今週中に刈ることにして、バタバタと準備を進めています。
今朝の新聞では、加えて秋ウンカの被害が広がってきているとありました。確かに近所でも坪枯れで茶色になったたんぼが目立ち始めました。余りに雨が多く農薬散布ができなかったのが一因だと報じています。そんなこともあるのかと有機で農薬散布には縁のない身ではおどろきでした。百草園はお米を籾で保存していますので最終量は籾すりをしないと分かりません。
秋ウンカといえば、去年は久々の大発生の年で、県下各地で茶色に枯れる田んぼが出ました。百草園のお米の生産者・吉見さんのところでも被害がありました。
ウンカにしろ、イモチ病にしろ、被害のあった年は米の実入りが悪くなります。充実度が違ってくるのです。大部分をもみ保存している百草園では、もみすりしてみないと最終的な玄米重量がわかりません。去年の米はいつもより歩留まりが悪く、最後の配達月である今月の予定数量にヒカリ新世紀、ヒノヒカリともに不足が出てしまいました。
天候次第で、思惑通りには決して運ばないのが農業です。とにかくめげずに何とか乗り切って行くしかありません。
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