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百姓百品の便り
鳥インフルエンザのニュース
鳥インフルエンザが多良木町で発生したというニュースが飛び込んできました。
熊本県内では初めてのことです。県は迅速な対応で対処し今のところ拡大は見られていません。家畜保健所から我が家にもすぐ一報が入り、異常がないかの確認がありました。続いて市役所から殺菌のための消石灰を配るので取りに来て欲しいとの連絡がありました。私たちとしては、とにかく感染を防ぐために出来ることをやるだけやって、様子を見るしかありません。
百草園では、野鳥の進入がないようにバードネットを補修したり、殺菌のために鶏舎の周りに消石灰をふり、飲料水に木酢をまぜたり、元々虚弱なインフルエンザウィルスは常在菌が沢山いる中では増えにくいとも言われているので、常在菌の活性化のため鶏舎にEM菌の散布をしたりしています。感染拡大がないことを願うしか
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百姓百品の便り
熊日新聞掲載「きょうの発言」4月2日
3月の確定申告の時、復興特別所得税が2.1%自動的に徴収されるということを知っている友人はほとんどいなかった。ましてや、この税金がどう使われるのか、聞いた人などいるのだろうか。
百草園は、野菜をとってくださる消費者からの寄付で送料を賄い、毎週、福島原発告訴団の武藤類子さんを通して野菜を送り続けている。武藤類子さんは、原発事故を起こし被害を拡大した人々に、責任を求める裁判を起こした人の1人である。
野菜を食べている人から届いた年賀状には「年末最後の箱には、ユズとお餅が入っていて、嬉しかったです。原発はまだまだ不安がいっぱいですが、できるだけ笑って暮らしたいと思っています。毎週野菜の箱を開ける時に、何が入っているのかなーと楽しみです」と書いてあった。
数日前には、「子供達の健康問題、除染ででたゴミや焼却場、仮設住宅での自殺等、状況はますます深刻です。でも皆さんがつながって下さることを心に、4年目も生き延びます」と走り書きされたお便りが届いた。忙しさに謀殺されているのだろうと思う。
まだ誰も司法の場で刑事責任をとっていない福島原発事故。それなにの、再稼働と海外輸出の動きが加速している。放射能は見えない、感じないからといって、何もなかったことにして良いはずがない。私はこの惨事を忘れない為に、福島に野菜を送り、福島の声を聞き続けよう。それが私にできる事だから。
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冬の仕事
冬の間は日が短くなり、働ける時間は短くなりますが、虫も雑草も活動が鈍るし、作つける野菜もありませんので農作業に少し余裕が出てきます。それで、納屋の整備をしたり、田畑の土手を補修したり、畑にかかる藪や木立を切り倒したりと、環境整備みたいな仕事を冬にはやります。
暗渠(あんきょ)
我が家の川沿いの、いつも生き物調査に使う田んぼは、一部が深田になってます。つまり、そこだけがぬかるみでトラクターや田植機がはまりこんで動けなくなるような場所があるのです。通常このようなたんぼはユンボを入れて溝を深く掘り、砂利や排水パイプをいれて埋め戻す「暗渠(あんきょ)」という工事をして排水を良くし乾田にするのですが、うちの田んぼは小さいし曲がっているので暗渠もやりにくいなあと考えていました。そこで、ぬかるところの基盤を固めるために、穴を掘ってぐり石を敷き詰め埋め戻すことにしました。そのために、まずは作業しやすいように排水のみぞつけです。
このとき、ある期待をこめて作業をしました。それは、ドジョウが出てこないかなという期待です。そうです、この田んぼはぬかるみなのでもともとドジョウが居着いていたのです。ところが、何年か前に用水路がコンクリで出来た大きなU字溝に整備されためか、姿を見なくなっていました。田んぼと川が水路を通じてつながっていないと、ドジョウは生息出来ないという話を聞いていたので、「U字溝になって絶えてしまったのかなあ」と気になっていました。どじょうがいた
ところが、いました!それも子供のドジョウが2匹、クワで溝付けをしていたら出てきました。ちゃんと田んぼのなかで世代交代しながら生きていたようです。折角なので本格的は暗渠工事をして乾田にしてしまわないで、ぐり石式簡易改善法で行くことにします。うまく機能してくれるといいのですが。
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今週の研修生
今週の研修生です。
いつもながら、みなさん楽しそう。
ボットン便所に苦労しているみたいですが。
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熊有研養成塾研修生募集のポスター
熊本県有機農業研究会は、新規就農希望者のための養成塾を開いていますが、そのポスターができました。
百草園の今年の研修生の二人が、ポスターの中で良い笑顔で写っています。有機農業を本気でやりたいという方は、NPO法人・熊本県有機農業研究会にご連絡ください。
募集締め切りまじかです。
百草園も、研修農家として登録されています。
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熊本は農業県です
第54回熊本県農業コンクールで秀賞をいただき、表彰式に行って参りました。
経営部門、新人王部門、食と農部門の3部門で32名の個人・団体が表彰される大きな表彰式です。
熊本が農業県であることを頭では知っていましたが、このようなコンクールを54年も続け、農業に関わる人や団体を発掘し続けていることを目の当たりにし、少なからず驚きと感動を覚えました。
熊本県はまぎれもない農業県なんですね。その片隅に、新規就農として住み着き、この日を迎える事ができた事を、とても誇らしく思っています。農林水産大臣賞もいただきました。私達というより有機農業が認められたようで、本当に嬉しいです。熊日新聞の「わたしを語る」欄で有機農園の鶴田ほとりさんが40数年前の有機農業の始まりのこと等を書きはじめています。有機農業をとりまく社会的認知と理解は、私達が農業をはじめた30数年前とは格段に違ってきていることを感じます。
熊本の食と農を守り育てるために、今後何をすることでお返しできるのか、少し考える時間をください。
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ドイツからのお客さん
昨日と今日の二日間、ドイツから日本の勉強に来ているニカさんが、百草園で研修中です。
雨が降ったので、赤い雨合羽を来て作業しています。
オビロさんと二人で英語で話して、楽しそう。
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福島からの年賀状
「千草会」会員有志の支援金に支えられて、福島に毎週野菜を送っていますが、年賀状が届きました。
野菜で笑顔になってくれる、それだけで送りつづけてよかったと思います。福島を忘れないために、今年も野菜を送ります。
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餅つきで今年も終わります。来年もよろしく。
今年も餅つきが終わりました。
何故か、今年の餅は軟らかすぎた。不思議だ。。明日の配達で今年は、仕事納め。
正月の準備にはいります。みなさん、1年間見守ってくださって、ありがとうございました。
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熊本県農業コンクール「秀」!
熊本県の農業コンクール「食と農」部門で、私達をトップの「秀」に選んでくださいました。農林水産大臣賞もいただけるそうです。
一人前の百姓になることを目指して30数年一途にやってきて、それを見つけてくださった人がいることに、驚きと感謝の気持ちが入り混じり、昨日は、とにかく考えることをストップして単純労働をしてました。
すごいことなんだと思います。色々な人から「おめでとう」をいただきました。
私達は30年以上かかってしまいましたが、有機農業を目指している新規就農者に「消費者を信頼し共に歩んでいけば、0から出発しても大丈夫だよ」っていうメッセージになればとても嬉しいです。
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