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百姓百品の便り
百草園&万菜村新年会
18日は、百草園と万菜村の新年会でした。
1品持ちよりのパーティなので、美味しい料理が食べきれないほど並びます。
どれも美味しく、私は毎年それぞれの料理の作り方を聞いて、レパートリーを増やします。宴もたけなわで料理もなくなってきたので、じゃー村君のお嫁さんから炭坑節と発酵音頭を習いながら、盆踊りの練習。
写真のみなさん、ぎこちないよね。
でも、じゃー村君が幸せそうでした。発酵音頭はじゃー村君に捧げる盆踊りですから。とりは、モモちゃんの極真空手の実技でした。カッコいいです。
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国際オーガニック映画祭inくまもと 始動〜
福島は語る」の上映の評判がとてもよく、一度で終わらせたくないと、「年に一度『国際オーガニック映画祭』という形で続けていきたい」と上映後の実行委員会で提案したところ、みなさん賛成してくれて実現しそうです。
来年の3月7日(土)8日(日)に、電気館で4本の映画を上映します。
それで、映画を選定するために、メンバーが推薦する映画を何本か試写しました。驚きと感動です。世の中には素晴らしい映画がたくさんあるのですね!!
ボーッと知っていたつもりのものが映像で語られると、感動と驚きが違います。
来年には内容が固まりますので、詳細が決まったらお知らせします。千草会代表の成毛よしきさんをはじめ千草会の役員のみなさんも参加してくれています。百草園と千草会が一緒に動けて、とても嬉しいです。
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今年も百草園の野菜とお付き合い頂きありがとうございました
歳をとるほどに、不思議なことに、一年一年がより早く過ぎていくように感じます。子供の頃や若い時には、お年寄りをみると、いかにものんびりと時を過ごしているように見受けられ、うらやましくも感じたものです。ところが実際に自分が老域に達すると(なんと来年2月と3月で司、澄子とも70歳、古希を迎えます。)あれをしたい、これをしたいと思っている間に、どんどん時間が流れて行ってしまいます。時の流れと対等に進むためには、ある水準の生命体としてのエネルギーが必要で、それが衰えてくるとついて行けなくなってくるのかも。
さて来年ですが、司としては少し畑の面積を小さくして、ペースダウンできるようにしたいと思っています。大きく作付けていた主要品目の面積も減らして、その代わり、千草会向けの野菜セットの中身は、より多様化できるようにできたらいいなと思っています。年間を通して利用してもらっているので、よりバラエティがあるような構成にしたいものです。
ということになると、結局忙しくなるのかもしれません。でも、動けるうちが花ですから、頑張ろう!
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百草園の事務所にペンキを塗りました
38年前に、家もなく、農地もなく、教えてくれる親もいないの、無い無いつくしで新規就農をはじめました。
だから、農業が収入につながるまでは、とにかく余分なものにはお金をかけないできました。かけないと言うより、かけるお金がなかったんです。それで、余命というものがみえてくるこの年になって、「今が働く場所に手を入れる最後のチャンス」と思い立ち、事務所をペンキでぬったり、貰い物なのでサイズがバラバラでぼろぼろの棚を処分し、リサイクルショップから丈夫な棚を買ってきて入れ替えたりしています。
なんせ今の事務所は、建物を解体するのを頼まれて、解体の代わりにとその廃材をもらってきて、自分たちで建てたものなのです。(今だったら解体料と廃棄料をもらいますよね。基本的にアホなんです)。だから、柱も窓もすべてバラバラ。美しくするには限界があります。センスの問題を超える古さと予算でした。
それでも自分達で作った家は誇らしかったのですが、30年以上が経ち、その誇らしさを超える古さがでてきました。古さが風格になるのは、材料が良い場合で、材料がちゃちいと廃屋のようになります。
そこで、ペンキの登場です。基本の壁の色は白、下のブロックと柱は緑にしました。
私は満足しているし、みなさんに「おー美しくなったね!」と言って欲しいのに、言ってくれる人は数名です。何で?? 気がつかないものなんですね。
まー「自分の感受性くらい、自分で守るは」、なんて、久々の茨城のりこさんの言葉の登場で、ペンキで美しくなった事務所を見て、私の感性に満足しています。
ここで、余命と共存しながら仕事をするのです。
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種苗法改正と種採りの不安
熊本県の農業冊子「あぐり」にエッセイを掲載しているのですが、12月号に載ったものです。
「アグリ」読んでくださいね。
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種苗法改正と種採りの不安
最近は、種子法や種苗法等、タネにまつわる法律が変えられつつありますが、それらを何度読んでも分からないのは、私達がやっている自家採種がどうなるかということです。農林水産省に聞くと「自家採種が全部禁止されることはありません」としかいいません。それでも何か不安です。
というのも、私達が農業を始めた数十年前は、地域のタネが普通にタネ屋さんで売られていたのに、瞬く間に大きな種苗会社で作られるF1のタネに置き換わり、地域の在来種が市場に出回る事がなくなった事を体験しているからです。何故なくなったのか。在来種が美味しくないからか?作りにくいからなのか?そうではないでしょう。
私の今のお気に入りの在来種は「赤毛瓜」。主に沖縄で栽培されているキュウリの一種です。見かけは半径10センチほどの毛だらけの茶色っぽい瓜。私達は美味しいキュウリのイメージ操作をされていますから、その姿形と違いすぎて、これをもらったときは、正直引きました。それでも、しぶしぶ皮をむいて半切りにすると、中から翡翠のような色をした瑞々しいタネがたくさん出てきます。それをスプーンでこさぎとり、薄切りしてサラダにしたんですが、味が濃くて美味しかったこと!
つる性の黒ササゲもいい品種です。生命力が強くて、タネは播かなくても、翌年こぼれタネから芽がでてきます。それを移しかえれば良いのです。あまりの生命力の強さに、百草園ではこぼれタネのササゲを、夏の緑のカーテンに採用しています。
この2つだけをみても、在来種が廃れたのは美味しくないとか、作りにくいとかいう理由ではないと断言できます。どうも、規格が揃わないと市場にでにくいということがその理由のようです。
「何故、今の大量消費の時代に、規格が揃わない品種を種採りをしてまで作るの?」って聞かれたとして、こんな事考えました。
もともと、農業って命と向き合う仕事ですよね。タネを播いて育て、タネを採り、次の命につないでいく。子育てと一緒です。子育てしていると、規格なんて関係なく、どんな子でも認めちゃうでしょう。
「種苗法で自家採種は禁止しません」と言われても、食生活を変える操作だけで、タネまで市場から一掃できたことを経験してますから、そのダメ押しで種苗法の改正があるのではないかと不安なのです。このことで儲けるのは、命の操作をした種苗会社??
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今年も芋掘り交流!
今年も,九州産直クラブの消費者と一緒に芋掘りをして、バーベキューで交流しました。
参加は消費者30名、九州産直のスタッフ10名。
天気も程よくて、芋掘りには最適の気温でした。バーベキューには九州産直が走る豚や赤牛の肉をもってきてくれて、贅沢で美味しいバーベキューです。
ことしは、野菜用と肉用の2種類のタレを亜矢子さんが手作りで準備してくれました。
だから、野菜用のタレは辛めのディップのようで、野菜のおいしさを引き出していました。農場に来てくれて、ありがとう!!
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お米の年間予約が始まりました
今年も稲刈りの時期がやってきました。9月から10月にかけて3つの台風が近づいてとても心配しましたが、幸い、被害もなく乗り切れそうです。今年は秋ウンカが多くて、ウンカの入った田んぼは、稲が弱っているので台風の風であちこちで倒れています。うちの田んぼまでウンカの被害が広がってこないかとヒヤヒヤしますが、稲刈りまであと少しですので頑張れ、頑張れと念じています。今年初めて注文する方もいると思いますが、百草園の米は冬期は玄米保存、春からはもみ保存したものを、その都度もみすりして出しますので、一年中おいしくいただけます。
今年はアキタコマチとヒノヒカリ、クマサンノチカラの2種類でいきます。千草会の会員への配達となりますので、それ以外の方は、お電話かメールで御相談ください。
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福島は語る」の上映会は成功したのに、刑事告訴は無罪判決!!
9月19日の福島第一原発事故刑事告訴の判決の2週間前の9月7日と8日の2日間、電気館との共催で「福島は語る」の映画上映をおこなおました。百草園&千草会がよびかけた実行委員会主催です。千草会代表の成毛よしきさんの文章を添付します。
映画で知らされた被災者の方々の声と思い、それを聞いていたからこそ、9月19日の判決を受け入れることはできません。
「東電刑事裁判経営陣『無罪』判決に控訴を!」に署名をしましょう。
福島原発刑事訴訟支援団 のホームページからはいって、chang,ので署名サイトに入ってください。
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日本だけは農薬の規制緩和 変!?
ホームセンターで売られているグリサホート
日本有機農業研究会の夏のシンポジウムに参加するために東京に行ってきました。テーマは農薬の害についてでした。モンサントの開発したグリホサートという農薬(ラウンドアップという名で知られています。特許期限が切れたので、今ではたくさんの商品名がついてホームセンターなどに売られています。)とネオニコチノイド系の農薬について、世界各地での最近の研究報告を紹介しながら健康被害についての考察と討論が行われました。農薬の主なメカニズムは神経伝達機能を阻害して、ホルモンなどの異常を引き起こさせ死滅させるものです。このような農薬が人体には無害であるかのように認定されてますが。そうではないという事例や研究発表が世界中ですごい勢いで増え始めているそうです。航空防除などによる急性の中毒症状はもちろんですが、発達障害といわれるものや、脳に機能に異常が生じるパーキンソン病のような病気が増え続けていることへの関連が疑われるという研究結果が出てきています。怖いですね。
日本だけは農薬の規制緩和 変!!!
グリホサートについては発がん性がアメリカの裁判でも認められ初めて、世界中で規制と禁止の方向へ向かっている中で、日本だけが残留基準を大幅に緩和しています。理由はアメリカが輸出障壁になるので緩和の要求をしてきたからです。最近、除草のためでなく、収穫前に小麦を枯らすためにグリホサートが使われるようになりました。そうすると乾燥の手間が省けると気づいたからです。それ以来、アメリカから輸入される小麦、小麦粉にはグリホサートがたくさん残留するようになったのです。国会議員28名の頭髪を集めて検査
デトックスジャパンの調査 国会議員の毛髪から残留農薬
デトックスジャパンというプロジェクトで国会議員28名の頭髪を集めて検査したところ、ほとんどの議員のものから残留や、含んでいたことを示す変成物の残滓が見つかったそうです。その中でずっと有機のものを食べてた人は出なかったということで、出なかった本人を含め4人の国会議員が集会に参加して報告してました。
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生ごみをダンボールコンポストで処理しています
生ごみをコンポストにし始めて、もう長いのですが、ちっともお知らせしませんでしたね。
我が家の生ごみをダンボールコンポストで発酵させて、処理しています。
ゴミにならないし、発酵の時に温度があがるので、菌ちゃんの動きを感じて、楽しくなりますよ。
特に,夏は良く発酵してくれます。温度計をさしこんでいますが、今日は42度になっていました。菌ちゃん、暑さにめげず頑張れ!!
実は、熊本市の公民館で開催されるダンボールコンポスト講座の講師もやっています。
熊本市と契約している講師は3名いるので、講師は必ずしも私ではないのですが、応募されるとどこかでおあいできますよ。コンポストの発酵のしくみを分かりやすく話しますから、公民館講座に応募してくださいね。
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