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百姓百品の便り
グリーンカーテン4種やります
日よけ対策を今のうちに
梅雨の最中ですが。この梅雨が明けると猛暑の夏がやってきます。近頃は35度越えが当たり前のような年が続いてますが、クーラーがない我が家では、日よけ対策が必須です。特に今年は、冬に事務所の横に垣根で植えてあった杉を切りましたので、次の苗木が大きくなるまで、事務所の日よけ対策も強化しなくてはなりません。人間の他に鶏の日よけ対策もあります。4舎ある手作り鶏舎の一つが特に日当たりがきつく、西日の影響も大きいのでので、産卵率の低下どころか油断すると熱射病で死ぬ鶏が出ることもあるくらいです。グリーンカーテン 在来種のササゲ&ハヤトウリ&10角ヘチマ&ヘチマ
そんな我が家のグリーンカーテンは今年は4種類です。いずれも有機農業者の種苗交換会で手に入れた物です。居間と事務所の南側には、ささげです、去年はじけてこぼれた種が自生してきた物をネットに誘引して這わせます。すごい生命力です。もちろん秋には熟れた物からチョコチョコ収穫してビンにため玄米ごはんに一緒に使います。
事務所の東側杉垣根の跡にはハヤトウリと、今年に冬千葉の林さんからもらった10角ヘチマを植えてみました。この10角ヘチマ東南アジア産とのことで、おいしいレシピもいただきましたので。うまくいくか楽しみです。鶏小屋の日よけは毎年普通のヘチマを植えてます。鶏舎はトタン屋根ですがゴーヤなどは熱すぎてのびきりません。ヘチマは普通の年ならトタン屋根にも張って上がるほど強いのです。ところが一昨年はそのヘチマも焼けて枯れるほどの暑さでした。それで、使い古しのすだれをトタン屋根に乗せて、その上を這わせて初期の勢いを助けてやります。
※写真は在来種ササゲのグリーンカーテン。すごい勢いで伸びていきます。
※10角ヘチマ・・・・・東南アジアでは比較的ポピュラー
な野菜だそうです。写真のように,角ができることから、
その名前がついたとか。
楽しみです。
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BDF(バイオディーゼル燃料)を使っているよ
百草園では、トラクターにBDF(バイオディーゼル燃料)を使っています。
このBDFの原料となる廃食油も集めています。現在は植木町の蓮の実保育園や、レストラン、個人等が自分の所で出た廃食油を、野菜の配達の時に出してくれます。
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BDFとは・・・・・・・
バイオディーゼル燃料とは、英語で「BIO DIESEL FUEL(バイオ・ディーゼル・フューエル)」の略で、化石燃料(軽油)の代替燃料として、植物性の油を原料にしたディーゼル用燃料を言います。いずれ枯渇してしまう化石燃料に対して、地球の自然環境の中で繰り返し得ることができる再生可能で、環境・健康にやさしいエネルギーです。なぜ環境と健康にやさしいの?・・・・・・・
CO2排出量がゼロカウント。
食用廃油燃料使用により発生するCO2は、食用油の原料である大豆や菜種などの植物が、大気中 から吸収したものを排出していることとなり、結果として地球環境のCO2を増加させないということで、CO2排出が0カウントとなります。 小児ぜん息・アトピーなどの原因と言われている硫黄酸化物は、排ガス中にほとんど含みません。排気ガスが植物性なので良い臭いです。
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東日本大地震から7年、復興はまだまだ
先日、東京に住んでいる私達の娘の連れ合いさんの出身地、仙台まで行ってきました。せっかく遠く離れた東北まで来たのだからと、伊達政宗関係のお寺をめぐり、東北大学にある魯迅記念展示室等にも寄ってきました。魯迅の『故郷』が好きなんです。
昔であれば、バスや電車を利用してゆっくり旅したのでしょうけど、年だし、足の具合いがよくないので観光タクシーをチャーター。観光タクシーの運転手さんは物知りで、聞けば色々教えてくれるので、旅の楽しさは倍増しますから。タクシーを走らせながらの話なんですが、彼によれば
東北大震災から7年たった現在でも、宮城県で6500名以上の人がまだ仮設住宅に暮らしているんだそうです。福島県は原発があるから東北電力から補償金がでる分、それをめぐって内部はバラバラと言っていました。熊本地震の復興もまだまだです。先日も千草会の人から「やっと融資がおりる事になって、ビルのエレベーターの修理にかかれることになりました」とお手紙が入っていました。
新聞が伝えなくても、東北も熊本も復興は終わっていないということを忘れないようにしたいです。
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ミツバチやっぱり壁に・・・
昨日から、日本ミツバチ数匹が部屋に入ってくる等、「そろそろ来るな」という動きがあったのですが、今日気がついたら、いつもの壁から出入りしていました。壁に入ってしまったようです。
残念!次の群が、キンリョウヘンと巣箱に気がついてくれますように (*゚o゚*)
写真はミツバチが巣をつくる壁です。
ここに入ってしまうのです。
ミツバチので入りしている写真を撮ったつもりなんですけど、写っていません。
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日本ミツバチの巣箱にキンリョウヘン
我が家では日本ミツバチが木の壁の中に巣を作るので蜜を採る事ができないので、昨年から巣箱を置いたのですが、さっぱり入ってくれません。
それで今年は日本ミツバチを引き寄せるという蘭・キンリョウヘンを巣箱の前に置きました。
キンリョウヘンが花を咲かせはじめています。地味な花ですが、日本ミツバチがワイワイ群がるほどの大きな魅力をもっているのですね。
日本ミツバチの分蜂が来てくれればいいなー。
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熊本地震から2年
地震の被災から再建!!
千草会火曜コースの田口さんから、お知らせがありました。
地震の被害にあっていた帯山のお店(赤ちゃんのおもちゃ専門店「えるむの木」)が引っ越して、県庁の近く(神水2丁目5ー25)でようやく開店したということです。同じく火曜コースで江津にあったオケタニ式母乳外来をおこなってきた浦崎さんの「うらさき母乳育児相談室」も全壊で、長いこと避難暮らしをされていましたが、昨年6月に「うらさき檸檬(レモン)助産院」として再建されました。お産の介助をせず出産後のケアに特化した助産院は県内で2施設目。通称出水ふれあい通り沿い肥後銀行江津団地支店南東側です。
再開までの道のりは大変なことだったでしょうが、すばらしいお店や施設が戻ってきた事が嬉しくてしかたありません。
きっと他にも、被災されて様々な形で再出発された方がいらっしゃるのではないかと思います。私達の集落でも
うちの集落のお宮である今藤八坂神社も、元々あちこち痛んでいたのですが、地震でいつ倒れてもおかしくない位、ぐらぐらになってしまいました。それを一年がかりで1800万の費用をかけて補修工事をしました。改修費用の半分は県から補助金がでますが、残り900万は、村の人、村からでている子ども達、親戚、他村につながりのある人たちから寄付が集まりました。
たまたま、自治会長だったためいろいろ大変でしたが、いよいよ21日に、公民館に移転していたご神体を本殿に返すところまでこぎ着けました。その間、修理工事の頭領役を担ってた部落の大工さんは、気苦労でなんと6キロもやせたほどです。正確な数字ではないのですが、村の神社の被災修復の補助金申請をしたのは北区で60数件と聞いています。でも、申請書類の大変さ、自己負担の資金が準備できない等で、断念とした所もおおいそうです役場との交渉をしてくれた自治会役員のみなさんや、寄付をしてくださった人々に感謝。
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百草園の周りの動物達
・いたちごっこ・・・・・・・・・・・・・・
ひびが入ったりしてのけておいた卵が食べられる日が2、3日続きました。
猫かイタチかのどちらかです。イタチの場合、放っておくとだんだん手口が大胆になってきます。元々警戒心がつよいイタチなので、その辺を見計らって、油断してきたかなというところでワナを仕掛けることにします。首尾良くワナにかかったら、1~2ヶ月は出ません。しかし、縄張りが空いたと見てそのうち新しいイタチが住み着きます。
例によって、最初はおずおずと隠れてますが、だんだん天井裏を走り回ったり、人目の着くところに出始めます。その後は卵を狙い始めて、時には、ひよこや成鶏までも襲います。今回は、罠にかかったものの、浅かったようで逃げられてしまいました。こうなると、長期戦になりそうです。
そんなわけで、いたちごっことは良くいった物です。
退治しても、退治しても同じ事の繰り返しになります。・きつねは人の裏をかく・・・・・・・・・・・
それに比べて、狐ははるかにやっかいです。金網を食い破って侵入して一度に何羽も時には20羽くらい喰い殺しますが、その後はぴたっと現れません。どんなに、対策をしてもあざ笑うがごとしです。でも、どこかで人間の裏をかくように人が油断したときに襲撃してきます。人をだますというキャラで伝えられている
のは、これもまたなるほどという感じです。・ウサギは「ミチオシエ」・・・・・・・・・・・
百草園の周りには、ほかにもウサギやタヌキ等色々な動物が現れます。これらは、ほとんど被害がないので、可愛いいものです。
ウサギ等、夜車の運転をしていると、道路に現れヘッドライトの明かりの方向に、ぴょんぴょん飛んで走ります。「ミチオシエ」と呼ばれるハンミョウみたいです。最近の人はハンミョウと言っても知らないかもしれませんね。玉虫色のきれいな色をした昆虫です。捕まえようとするとパッと飛び立って先に先にと着地し、振り返って
こちらを誘うようなしぐさから、「ミチオシエ」って呼ばれます。
ウサギはほ乳類の「ミチオシエ」かも。
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卵シリーズ最終回
ニワトリシリーズ、最終回!!
※写真は、百草園にバスできてくれた消費者さん達に説明をしているところです。卵の黄身の色=鶏が食べたエサの色 なんです
これは、もう知っている人も多くなりましたよね。
「黄身の色は濃いほうが栄養があるしおいしい」と勘違いう消費者の勘違いがあるから、市販の卵の多くは鶏にパプリカとかを食べさせて、無理やり黄身の色を濃くというか、オレンジにしてます。
黒い色素(スダンブラック)を0.1%添加すると真っ黒な卵がで着るという実験もあるみたです。百草園は飼料米を作って餌に混ぜていますので、それをたくさん食べた鶏の卵は白っぽくなります。白っぽい卵に遭遇した人は、ごめんなさい。お米を選んで食べる強者もいるのです。
それくらい、卵には餌の内容が影響します。人の場合も、おっぱいには食べたものがそのままでると言われていますから、同じですよね。ということで、百草園のこだわりの餌の紹介です。
我が家の餌は自家配合飼料というやり方で作ってます。自家配合の反対は完全配合飼料です。「かんぱい」という呼び方をしますが、あらかじめ飼料会社で配合済みの飼料のことです。これには、遺伝子組み換えトウモロコシ、大豆をはじめ、成長促進剤としての抗菌剤等もふくまれています。それで、完全配合飼料でなく、必要な物を単品で集めて、自分のところで混ぜ合わせて安全な飼料を作るのを自家配合といいます。遺伝子組み換えでないトウモロコシは1.5倍
遺伝子組み換えなしのとうもろこしは、特別のルートで注文しなければ入手できません。価格も1.5倍くらいします。タンパク質の主力である大豆ミールなども販売飼料は遺伝子組み換え物なので、うちでは、とうふの丸美屋と契約して、遺伝子組み換えでない豆腐残滓やおからを入手しています。飼料米は自家栽培と契約農家、くず麦やヌカは地域のライスセンターというように、身の回りの物を集めて作る自家配合飼料は、他のどこにもないうちだけのものです。緑肥として与える、雑草や野菜くずも手刈りで毎日あつめたものですので、平飼の自家配合飼料による養鶏というのは、沢山の手間がかかった、こだわりの飼い方です。
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伊藤さんのイチゴ
「万菜村」の新年会にイチゴの伊藤さんもきていて、いちごの話を聞きましたので、紹介しますね。
毎年、無農薬で作っている本人にしか分からない話を、ぼつぼつとしてくれます。熊本には「特別栽培農産物に係わるガイドライン」というものがありまして、それを基準にして、減農薬50%とか、20%とか決まるわけです。そりゃそうだ、100%はどんだけという基準がなければ、削減を数字で表す事はできませんよね。
イチゴの場合、この基準では収穫まで52回。その半分の26回までが特別栽培で、それがくまモン二葉マークが付く「有作くん」というわけです。そんなに農薬を使う事が普通のイチゴを、農薬を使わず作るという伊藤さんは、たいへんな苦労をされているはずですが、自分では言わないのが、百姓です。
「食べている人は、聞かなければ分からないんだってば!」と、今回も少し聞き取りました。伊藤さんが新年会に持ってきた、きれいなピンクのワイン。
自分たちのイチゴをワインにしたものだそうです。
私達もそうなのですが、丹誠込めて作ったものが全量だせるとは限りません。
百草園の場合、残った野菜はニワトリに緑餌としてやれるから、ストレスにならないのです。
イチゴはもっと基準が厳しいので、出荷できないものがたくさん出るはずです。
だから、それを冷凍しておいて、始めは冷凍イチゴやジャムに加工して出荷していたそうです。
でも、農薬を使っていないので、どんなに気をつけても、小さな虫が入ってしまい、クレームがきてしまう。それで、ワインなら製造工程の最後で濾すので、虫がクレームになることはないということに気付き、ワインを作る事にしたと言ってました。
でもイチゴワインの製造を引き受けてくれることがなく、やっと見つけたのが久留米のワイナリー。とてもフルーティーなワインです。果実酒に近い感じです。
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新年会でした
先週の土曜日は、百草園の研修卒業生を中心につくっている出荷集団「万菜村」の新年会でした。
万菜村の主な出荷先である九州産直クラブの担当さんもきてくれて、大人21名、子ども達10名で飲んで食べておしゃべりしました。
今年も、みんなで成長していきたいです。万菜村で事務をやってくれている福田あやこさんの子供達が大きくなったので,寂しく思っていたのですが、森永さんや西村さん、東田さんの子ども達がわらわら湧き出てきた感じで、新年会の間中走り回っていました。
ほんと、野生児です
私は、何故かブルースリーになりきった東田さんの子供達と闘うことになったので、体重をかける技で対抗しました〜。
これなら、まけません〜。
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