鳥インフルの不思議

 

■生きたまま全部畑に埋めて殺します

去年は初めて鳥インフルエンザが「大流行」した年でほぼ950万羽いじょうの鶏が殺処分されました。殺処分と行っても生きたまま畑に埋めるのですから、動物虐待そのもの。作業風景を想像するとなんとも言えない物があります。

今年も早々と4例が確認され東北、近畿、九州と場所も全国に渡っています。去年のように大流行と言うことになるか気がかりです。

■鳥インフルエンザに関しては不思議に思うこと3つ

1)先ず、大量殺処分を繰り返していますが、なぜワクチンを開発しないのかを言うこと。
ここ何年はパターンも決まったタイプなので、なぜワクチンを開発しないのだろうと思 います。他の病気用にはワクチンも使っているのに?

2)大量密飼いの養鶏場で、いつも大量感染がおきています。ところが出水の野生の鶴では、結構な密度で集まっているところで、死骸や水飲み場近くの糞などからウイルスが検出されたという報道はありますが、大量死が起きたことはありません。
バタバタっと軒並みに死ぬ大量死が発生する原因とか、メカニズムはどうなっているのでしょう?うちに来る家畜保健所の人も「開放形では起きないですものね」といわれますので、そういう認識なんだなとはわかりますが。

3)日本では、即殺処分ですが、ヨーロッパとか、韓国とかではどういう対処をしているのだろう。韓国ではアヒルなど水鳥系のところで多く発生しているようですが、水鳥は抵抗力がありキャリアになる、という説も聞いたことがあります。

今年も、シーズン始まりの対策でウイルスを運んで来ると言われる野鳥の侵入を防ぐための防鳥ネットと、人間の長靴からウイルスが入らないようにという消石灰を、JAに注文したのですが。防鳥ネットは農協の仕入れ先の業者で在庫切れとのこと。1月くらいにならないと入らないとのことです。消石灰も注文してから一週間くらいになるのに、まだ持ってきません。こんなことははじめてです。