ニワトリの餌が高騰〜 だからといって・・・

日本養鶏協会から送って来た一通のFAX
ニワトリの餌も資材も高騰しているのに、卵の価格を値上げできない。だから、羽数をみんなで減らして、卵の値段をあげようよというFAXです。

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会員一丸となり飼料価格高騰の非常事態を乗り切ろう
〜需要に見合った鶏卵生産へのお願い〜

鶏卵は95%前後の自給率を堅持し、廉価で安定的な消費者価格を実現し、国民の健康と食生活をささえています。

しかし、令和2年以降、コロナ禍で業務・加工用の需要が大幅に減り、先を見通せない鶏卵需要が続いています。加えて、経営コストの約6割をしめる配合飼料価格が継続的に高騰しているのに、価格転嫁もできず、ロシアによるウクライナ侵攻や円安基調が穀物の資材高に拍車をかけ、鶏卵生産者の経営は危機に瀕しています。
この危機存亡の事態を乗り切って鶏卵生産者が生き残って、健全な経営を維持していくためには、政府や国の経営支援がぜひとも必要です。

しかし、我々養鶏農家も自分達でできることは努力しなければなりません。経営を取り巻く多くのマイナス要因のなかで、我々ができることは、羽数をへらし、卵価をあげることです。高齢化と人口減を考えると、毎年260万トンの生産は多すぎます。
中略・・・・・・
日本養鶏協会員が一丸となり需要に見合った生産を会員の皆様にお願いいたします。
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国もアニマルウエルフェア(動物福祉)を言い始めているから、これまでの超密飼いではなく、薄飼いをやりませんかとも言っていて一瞬良いことをいっているのかもと思いましたが・・・・・
でも、この直前の国が提案するアニマルウエルフェアに対しては、「みんなで『薄飼い』に反対するような意見をいっていたような。
早い話が、儲けが薄くなるならアニマルウエルフェア的なこともやろうよということかな・・・・・・・・

私達は自家栽培の飼料米や国産のくず麦が餌の主だけど、全てが国産ではないから、影響しないとは言えない。辛い忍耐です。