端境期n
何でも赤道近くの西太平洋の海水温が高いことが遠因らしいですが、偏西風の蛇行のせいで、今年の冬は寒い冬になりました。20〜30年くらい前は冬といえばこんな感じだったことを覚えています.野菜への影響としては寒の傷みがひどく、寒さに弱いカリフラワーや春菊はすぐに全滅、強いはずのブロッコリーもいたみでわき芽がなかなか出そろいません。冬の後半用に播いた、ちんげんさいや小松菜などの青物も寒さのため大きくなりきれないままトウ立ちちの季節を迎えています。今年の端境期はきびしいものになりました。
ヒヨドリの大群がー
端境期で焦るのは人ばかりではありません、山から下りてきたか、北から流れてきたか、ヒヨドリの大群がこの時期にはあらわれます。ハウスばかりのところで、わずかの露地野菜を食い荒らしまくっています。
そういえば昨年は、新聞でも渡りの鳥が現れないことが心配事として書かれてました。今年は、反対にヒヨドリの活動が活発です。先だっての九州山口の祭典でも風呂で、ロビーで、「今年のヒヨドリには参る」と言う会話がはずんでました。百草園のまわりは今まではさしたる被害もなかったのですが、先週あたりから100派ほどの群が居着いてしまいました。どうやら順番が回ってきたようです.白菜や折角太り始めたほうれん草、隣の農家のキャベツにいたっては出荷前に消えてしまいそうです。いつも張り付いて追い払うわけにもいかないし。漬け物用白菜を守りたい業者は、畑一面を網シートで覆ってしまいました。さすが!
そんなわけでほうれん草がかじられていたら、ああヒヨドリと分け合っているんだなと思ってください。