日時・2014年7月5日(土)14時〜
場所・熊本市男女共同参画センターはあもにい 会議室
参加費。無料
福島原発事故から3年が経ちました。つい先週、福島県大熊町と双葉町に持ちかけられている放射性廃棄物の中間貯蔵施設建設をめぐって、石原環境庁大臣が「最後は金目の問題でしょ」と発言しました。余りにも無神経な担当大臣の言動ですが、安倍政権の本音が出たとも思えます。
私たちが野菜を送り続けている武藤類子さんを今回お呼びしますが、武藤さんは「福島原発告訴団」の団長をされています。東京地検は昨年9月、告訴に対して「不起訴」の決定を行いました。これを不服として告訴団は「検察審査会」への申し立てを行っています。
この3年間、全国を回ってこられた武藤さんですが、九州に来られた時は、よく水俣を訪れられている様です。国も、東電も責任の所在をはぐらかしたままやり過ごそうとする態度は、水俣病に対する最初の対応と重なります。今回は、この3年間の体験にも基づく色々な思いを語ってもらう予定です。
また何よりも、田村郡三春町に住む生活者として見た福島の現実を話していただきたいと思っています。福島は遠いよその地の問題ではありません。同じく間近に原発を抱え、再稼働問題に直面している九州の住民として、福島で何が起き、どう扱われ、これから先どのようなことが待っているのか、しっかり見つめておかなくてはならない課題です。
小さな規模でゆっくり話が聞けるこんな貴重な機会は、多分2度とは持てません。一人でも多くの方に参加していただきたいと思います。