固定種の甘いボウブラでつくったスープ

ぼうぶらポタージュぼうぶらカボチャのF1種「万次郎」を自家採種してつくり続けて5年目、とても甘いボウブラで固定したようです。
果肉は柔かく、煮付けにするとトロケルように崩れるのですが、とても甘いのでポタージュスープにすると、とびきりに美味しいスープが出来ます。
厚くスライスすれば、蒸し野菜にも合います。

ポタージュは、お湯でゆでたボウブラと牛乳をミキサーにかけ、塩麹と胡椒で味付けをしました。それだけなのに、美味しい!!

固定種とF1種を知らない人のために・・・・・
野口勲さんの著書『いのちの種を未来に』より

※固定種の種

何世代にもわたり、絶えず選抜・淘汰され、遺伝的に安定した品種。ある地域の気候・風土に適応した伝統野菜や地方野菜(在来種)を固定したもの。
・生育時期や形、大きさなどがそろわないこともある。

・地域の食材として根付き、個性的で豊かな風味を持つ。

・自家採取できる。


※F1種の種

・異なる性質の種を人工的に掛け合わせてつくった雑種の一代目

・F2(F1の種から採取した種)になると、多くの株にF1と異なる性質が現れる。

・生育が旺盛で特定の病気に耐病性をつけやすく、大きさも風味も均一。
大量生産・大量輸送・周年供給などを可能にしている。

・自家採取では、同じ性質をもった種が採れない。